「あーそうか!からだは小さな海だったんだ。」
と気がつきました。
海の中に浮かぶ単細胞生命体は、いつでもまわりの
海水から必要な栄養素を吸収することができました。
いらないものは海に返せばいいのでらくちんです。
ところが、多細胞生命体となると、海に面して
いない細胞に海水を補給するための流路が必要になり
ました。それが血管です。体内にくまなく張りめぐらされた
血管は、全細胞に海の栄養と酸素を供給し、排泄物と二酸化炭素を
回収して海に戻す役割を担っています。
大気が透明になった4億年ほど前には、陸上苔と両生類が誕生し、
陸上での生命進化が始まりました。
動物は、からだの中に抱いた「ちいさな海」をたよりに「大きな海」から
離れ、陸に上がっていったのです。
「小さな海」といのちのふるさとの「大きな海」 をつなぐのが、「塩」。
陸上の生物は、「塩」 を食べることを通して海とつながり、そして血液
を浄化して、必要な栄養を補給することができるのです。
(つぶつぶクッキングSTART BOOKより)
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